相談事例

頭のもやもやを書き出して整理する

気になることがあるのに、それが何なのかはっきりしない。考えようとしても、頭の中でもやもやが渦を巻くだけで、考えがまとまらない

10分 ChatGPT ホッとした安心

こんな人へ
気がかりや不安が漠然としていてつかめない人・頭の中がとっちらかって考えがまとまらない人・動き出す前に一度気持ちを落ち着けたい人

今日の相談

もやもやが晴れない

頭の中のもやもやがつかめず、机の前で考え込んでいる主人公

気になることがあるのにそれが何かわからない…

AIへお願い

頭に浮かぶもやもやをそのまま書き出してAIに渡している相談者

頭のもやもやをそのまま書き出して渡す

AIの返事

書き出したもやもやが種類ごとに整理されて返ってきて、少し表情がやわらぐ相談者

ばらばらの言葉がいくつかの塊に整理される

ポイント

今日のポイント

できた!

正体がわかった

もやもやが整理できて、ほっと胸をなでおろす相談者

もやもやの正体がわかって頭がすっと軽くなった

また困ったらおいでと言うほー先輩

正体さえわかったら、もう半分こっちのもんや。あとはひとつずつでええねんで。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「なんだか、ずっともやもやしてるんです。大きな問題があるわけやないんです。でも、ふとした時に胸のあたりが重くて。『これが気になってる』ってはっきり言えたら、まだ楽なのに、それが何なのか自分でもわからへんくて。考えようとしても、頭の中でいろんなことがぐるぐる回るだけで、考えがまとまらないんです」

これ、とても多い相談です。やることが多すぎて困っているのとは、少し違います。やることなら「書いて、並べて、片づける」で前に進めます。でも今日のもやもやは、まだ形になっていない。何が引っかかっているのかが自分でも見えないから、つかめないし、手のつけようがない。

頭の中だけでなんとかしようとすると、もやもやは晴れるどころか、かえって渦を巻きます。この「形のない重さ」を、まず見えるようにしたい——というのが今日の相談です。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。もやもやが晴れへんのは、あなたの考えが足りひんからやない。まだ頭の中にあって、形になってへんからや。頭は「覚えとく係」と「考える係」を同時にはできへん。もやもやを抱えたまま考えようとしたら、そら回るだけやで。

そうなんです。もやもやは、頭の中にあるうちは、輪郭がありません。だから「これだ」とつかめない。今日やるのは、頭のもやもやを外に出して、形にすること。それだけです。

やり方は2つ。浮かぶまま全部書き出して、頭を空にする。それから、種類分けをAIと一緒にやる。頭のもやもやは、上手に書こうとしなくて大丈夫。ただ書き出すだけで、形が見えはじめます。書き出した時点で、もう半分は軽くなります。解決しようとしなくて大丈夫。まずは「何が引っかかっていたのか」が見えれば、今日は十分です。

3. 今日使うAI・道具

今日使うのは1つだけです。

  • ChatGPT(無料で始められます) … 書き出したもやもやを、種類ごとに整理する相手になってもらいます。AIは急かさず、良し悪しも言いません。ただ、ばらばらの言葉を並べ直すのを手伝ってくれます。

書き出す場所は、紙でもスマホのメモでも構いません。今日は、そのあとの「頭の整理」をAIに手伝ってもらいます。

4. 実際にやってみる

そのまま真似できる手順です。いきましょか。

ステップ1:頭のもやもやを、そのまま書き出す

きれいに書かなくて大丈夫。文にしなくてもいいです。単語でも、言いかけでも。「なんか疲れた」「あの件、返事まだ」「来月のこと、なんか不安」——浮かぶまま、順番も気にせず、思いつく限り。目安は5分。頭の外に出すのが目的なので、うまく書こうとしないほうがうまくいきます。

人の名前が入るものは、いつものように「Aさん」「B社」のようにぼかしてから渡しましょう。

ステップ2:ChatGPTに、このまま頼む

次の指示文を貼り付けて、ステップ1で書き出したものを続けて貼ります。

次は、私の頭の中のもやもやを、そのまま書き出したものです。 ①似た内容ごとに、いくつかの塊に分けてください。 ②それぞれに短い見出しをつけてください。 ③各項目を「これは事実(やればすむ用事)」「これは気持ち」「これはまだ起きていない心配」のどれかに分けてください。 解決策やアドバイスは、今はいりません。まず整理だけ手伝ってください。

(ここに、ステップ1で書き出したもやもやを貼る)

コツは2つ。ひとつは③の仕分け。「事実」「気持ち」「まだ起きていない心配」に分けてもらうと、もやもやの多くが、実はまだ起きてもいない心配や、返事するだけの用事だったと見えてきます。もうひとつは「アドバイスはいらない、整理だけ」と伝えること。先回りの助言が返ってくると、また頭がいっぱいになってしまうからです。

ステップ3:「今いちばん気になる一つ」だけを選ぶ

整理された一覧を見て、全部に手をつけようとしないでください。「あ、私がいちばん引っかかってたのは、これか」——それが1つ見つかれば、今日はもう十分です。正体がわかっただけで、頭はぐっと軽くなります。必要なら、その一つだけ「じゃあ、どうしよか」を自分で決める。決めるのは、いつもあなたです。

ほー先輩:もやもやは、名前をつけたら半分終わりや。「これが気になってたんや」ってわかるだけで、もう別モンになる。全部いっぺんに片づけようとせんでええねんで。

5. 完成例

実際にやってみると、こんなふうに変わります。(架空の内容です)

ビフォー(頭のもやもやを、書き出したまま)

なんか最近ずっと疲れてる
来月の行事、うまくいくか不安
A社への返事、まだしてない
新人さんとうまく話せてない気がする
自分だけ空回りしてる感じ
そういえば健康診断の予約まだやった

アフター(ChatGPTと整理したあと)

【事実/やればすむ用事】
・A社への返事がまだ → 返事するだけ
・健康診断の予約がまだ → 予約するだけ

【気持ち/向き合うこと】
・新人さんとうまく話せていない気がする
・自分だけ空回りしている感じ

【まだ起きていない心配】
・来月の行事がうまくいくか不安(まだ先のこと)

★今いちばん引っかかっているのは:
 「新人さんと、うまく話せていない気がする」

書き出したときは6つとも同じ重さでのしかかっていました。整理してみると、半分は「返事する・予約する」だけの用事。ひとつは「まだ起きていない心配」。本当に気がかりだったのは、新人さんとの関係、その一つだけでした。正体がわかっただけで、胸のあたりがすっと軽くなります。

6. 使ってみた感想

いちばん効いたのは、書き出した瞬間の身軽さでした。整理はAIとやりましたが、楽になり始めたのは、頭の外に出した時点です。もやもやを抱えたまま考えていた時間が、いちばんしんどかったんやなと気づきました。

意外だったのは、③の仕分けです。「これはまだ起きていない心配ですね」とAIに並べてもらって初めて、自分がまだ起きてもいないことで重くなっていたとわかりました。この「見える化」は、ひとりで頭の中を回しているだけでは、なかなか起きません。

一方で、気持ちの部分の答えは、AIに出させないほうがいいです。AIは、あなたの職場や関係の機微までは知りません。整理を手伝ってもらうのはAI、どう感じてどうするかを決めるのは自分。この分担が、ちょうどよかったです。今日は「気になる一つ」に名前をつけられたら、それで上等でした。

7. 今日できたこと

今日できたことを、言葉にしておきますね。

  • 頭のもやもやを全部書き出して、頭の外に出せた。
  • 「事実/気持ち/まだ起きていない心配」に分ける型で、もやもやの正体を見つけた。
  • 「今いちばん気になる一つ」だけを選ぶ、という頭の整理の仕方を覚えた。

このやり方は、寝る前に頭が冴えて眠れないときにも、そのまま使えます。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:もやもやは、あなたがちゃんと物事に向き合ってる証拠や。ええかげんな人は、もやもやもせえへん。まず頭の外に出して、名前をつけて、今日はそこまででええ。気になる一つがわかったら、あとはまた明日、ひとつずつでええねんで。今日もよう頑張ったな。