1. 今日の相談
「貼り紙、作らなあかんのです。『来週の火曜はお休みです』とか『こちらは順番にお呼びします』とか。言いたいことは決まってるんですよ。でも、いざ紙に書こうとすると、どう書けばぱっと伝わるか分からなくて。長くなったり、逆に素っ気なくなったり……気づいたら、また手が止まってました」
これ、施設やお店、職場でよく聞く相談です。掲示や貼り紙、ちょっとした注意書き。用件は頭にある。なのに、いざ短くまとめようとすると「これで分かるかな」「冷たく見えへんかな」と迷う。読む人は立ち止まって数秒しか見てくれない、と思うと、よけいに難しく感じます。
この「短く、ぱっと分かる」を、5分で作れへんかな、というのが今日の相談です。
2. 大丈夫です
ほー先輩:大丈夫やで。貼り紙は、長い文章を書く力より「何を伝えるか」を絞る力のほうが大事なんや。あなたはもう用件を持ってる。あとは、それを短く読みやすい形に整えるだけ。そこはAIの得意分野や。
そうなんです。貼り紙・掲示で大事なのは、上手な文章より「ひと目で分かること」。あなたが持っているのは伝えたい用件で、残っているのは、それを短く読みやすい形に整える作業だけです。
今日やるのは、用件を箇条書きにして、短くまとめるところをAIに任せる。それだけです。デザインの知識も、うまい言い回しも要りません。
3. 今日使うAI・道具
今日使うのは1つだけです。
- ChatGPT(無料で始められます) … 伝えたい用件を渡して、短く読みやすい掲示・貼り紙の文にしてもらいます。スマホでもPCでも使えます。
新しく覚える操作はありません。書いて、貼り付けるだけです。
4. 実際にやってみる
そのまま真似できる手順です。いきましょか。
ステップ1:伝えたい用件を、箇条書きにする
文章にしなくて大丈夫。「・火曜は休み」「・水曜からいつもどおり」くらいの走り書きで十分です。用件は2〜3個までに絞ると、貼り紙もぱっと読める長さになります。
ステップ2:ChatGPTに、このまま頼む
次の指示文を貼り付けて、ステップ1の箇条書きを続けて貼ります。
次の用件で、掲示・貼り紙用の短い文を作ってください。 遠くからでもぱっと読めるよう、短く・やさしい言葉にしてください。 タイトル(見出し)を1行、本文を2〜3行くらいにしてください。 書いていない日付や連絡先は付け足さないでください。
【用件】 (ここにステップ1の箇条書きを貼る)
コツが1つ。施設名や電話番号、担当者の名前は、貼る前に「A施設」「B担当」に置き換えておきましょう。返ってきた文の名前を最後に戻せば大丈夫。掲示に載る情報こそ、貼る前に自分の目で確かめる。これが安全なマナーです。
ステップ3:読んで、日時と場所だけ確認する
出てきた掲示文を読んで、日付・曜日・場所の3か所だけ確認します。「もっと短く」「注意書きっぽく」「やさしい呼びかけに」と追加で頼めば、雰囲気も整います。あとは大きめの字で印刷すれば、そのまま貼れます。
ほー先輩:貼り紙は、削るほど強うなる。「これも書いとこ」を1個がまんするだけで、ぐっと読みやすうなるで。
5. 完成例
実際にやってみると、こんなふうに変わります。(架空の施設・架空の内容です)
ビフォー(用件の走り書き)
・来週の火曜は休み
・水曜からいつもどおり
・急ぎはA施設の受付へ
アフター(ChatGPTが整えてくれた貼り紙)
【休館のお知らせ】
来週の火曜日は、お休みをいただきます。
水曜日からは、通常どおり開いています。
お急ぎの方は、受付までお声かけください。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
走り書き3行が、そのまま貼れる形になりました。かかった時間は5分。「どう書けばええんやろ」と悩む時間は、ほぼゼロです。
6. 使ってみた感想
いちばん良かったのは、「長すぎ/素っ気なさすぎ」の加減で悩む時間が消えたことです。用件を渡すだけで、AIがちょうどいい短さと、やわらかい呼びかけに整えてくれます。
意外だったのは、「見出しを1行」と頼むだけで、ぐっと貼り紙らしくなったこと。遠くからでも「何のお知らせか」がひと目で分かるようになりました。注意書きでも案内でも、この見出しの一行が効きます。
一方で、日付・曜日・場所は、必ず自分の目で確認したほうが安心です。それから、施設名や連絡先を貼る前に置き換えるひと手間は、忘れずに。「短く整えるのはAI、事実の確認は自分」。この分担が、ちょうどいいです。
7. 今日できたこと
今日できたことを、言葉にしておきますね。
- 手が止まっていた貼り紙を、5分でぱっと分かる形にできた。
- 「用件は箇条書き→AIが短く整える→日時と場所を確認」という掲示の型が身についた。
- 名前や連絡先を置き換えてから貼る、というAIとの安全な付き合い方を1つ覚えた。
この型は、注意書きにも、順番のご案内にも、そのまま使えます。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:ええ貼り紙は、読む人を立ち止まらせへん。ぱっと分かって、すっと動ける。それがいちばんのやさしさや。今日ひとつ「ひと目で伝わる」が作れたんやから、上等やで。また困ったら寄ってな。
やさしいAI仕事術